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2008-08-02

入院から手術まで~1

7月1日 入院
午後からのんびり行けばいいのかと思っていたら、「10:00~10:30に来てください」とのこと。
入院受付で諸々の書類を提出し、9階の病棟へ。
入院受付まで病棟の看護師さんが迎えに来てくれる。
ホテルみたいな荷物用のカートがあったりして、勝手に想像していた入院生活とは
少し違ったスタート。

デイルームで少し待ち、さっきとは違う看護師さんが病室へ案内してくれる。
患者それぞれに担当の看護師さんがいるらしかったが、私を担当してくれる人は
シフトの都合でお休み。昨日の今日だしね。

非常階段やお風呂などの説明を受ける。
シャワーは12時間開いていて、好きな時に入れば良いとのこと。
これもまた想像とは違った。

体温と血圧を測り、看護師さんからいくつか質問をされた。
先日の血液検査の結果、栄養状態が大変悪いので転等防止のための看護プランが提案された。
・床の水はすぐにふき取り転倒防止に努める。
・ベッドに柵を設け転落を防ぐ。
・床ズレ防止のためのエアマットレスをベッドに敷く。etc
それから、取り違え防止のためネームバンドを手首に付けた。

体重を測りましょうとのことで体重計に乗ったが、大ショックを受けた。
78.9㎏・・・5月末から怖くて測っていなかったが、10kgも増えていた。
食事はほとんど取れていないので、腹水と腫瘍の重さだ。

「主治医」がドクターS、「担当医」にドクターCと決まった。
手術もこのお二方が行うとのこと。
ドクターCとは初対面なので母もご挨拶したいと待っていたが、入院した日が婦人科の
手術日のため、結局夕方にお会いすることになった。

夕方まですることもなく、売店へ行ったり本を読んだりして過ごす。
5時頃に「診察です」と呼ばれ病棟の診察室へ行く。
ここへ行く途中の廊下でドクターCと初対面のご挨拶。
名前からは判断できなかったが、女医さんだった。

診察室でドクターCの診察。
最初に「内診」を受ける。私はこれが嫌いだ。
10年前に無月経の治療を止めた理由の一つでもある。
ただ、今は嫌だとか言ってられる状況ではない。
医師と自分の間にカーテンがあり、あまり気まずい思いをしなくても良くなっている。
機械で自動的に足が上がっていくのにも驚いた。

その後大腿部のエコーを取る。
上手く見られなかったらしく、ここでドクターS登場。
血栓が出来易い部分なので、確認のためらしい。
よく聞く「エコノミー症候群」を防ぐためだ。
「手術が上手くいっても、術後に血栓が詰まって命を落とすわけにはいかない」とのことだ。

ドクターSは血栓の心配はないとのことだったが、ドクターCが
「腹部に血栓があるかもしれない」と心配されているらしく、翌日に腹部のCTを取ることになった。
確かに臨月の妊婦よりもパンパンな私のお腹、心配ではある。
ドクターCが病室に造影剤の承諾書を持ってきて下さる。

4人部屋を選択したため、全く知らない人とずっと過ごすことになる。
他の病院のことは良く知らないが、R病院の大部屋は他の病院よりもベッドの間隔が広いらしい。
消灯が9時、慣れない環境、腹水で苦しいという三重苦で寝付けず、夜中に睡眠剤を貰った。
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2008-08-02

入院から手術まで~2

7月2日
看護師さんから診察券を渡され、今日のスケジュールを聞く。
(診察券は入院時に病棟に預けるシステムになっている)
病棟の患者さんがCT等を受ける時は、外来の合間に入れてもらうので
時間ははっきり分からないらしい。

まずは麻酔科へ。
場所が分からないので看護助手さんに付き添ってもらう。
麻酔科のドクターから体重やアレルギーについての問診があり、麻酔の危険性についても
説明を受ける。
私の手術で使うのは「全身麻酔」と「硬膜外麻酔」。
同意書にサインをし、「麻酔を受ける患者様へ」という冊子をもらう。
先ほど説明したことが書いてあるので、病室に帰ってまた目を通して下さいとのこと。

病室へ帰ったとたんCTに呼ばれ、放射線科へ。
ドーナツをくぐる時に息を吸ったり止めたり、というのを造影剤を入れる前と後と繰り返す。

私の居る病棟は基本的に産婦人科病棟で、西側が産科、東側に婦人科の患者が入っている。
東側は余裕があれば他科の患者も受け入れしているらしい。
同室のうち、私ともう一人は婦人科、残りの二人は眼科の患者さんだった。
眼科の患者さんはいずれも年配の患者さんだったが、二人とも「産婦人科病棟に入院している
人は全て妊婦さん」と思っているようだった。
「いつ生まれるの?」「帝王切開?」それは私に対して向けられた質問だった。
確かに私のお腹は臨月の妊婦よりも大きい。
異物を摘出するが、私のお腹から出てくるのは赤ちゃんではなく、腫瘍だ。
相手が無邪気なだけに何も言えなかった。

夕方ドクターSが来る。
「手術台で仰向けで何分くらい寝ていられそうですか?」とのこと。
今はベットの頭を上げ、ベッドと身体の間にクッションを挟んで仰向けで寝ている。
麻酔で寝てしまうので辛いと感じることは無いだろうが、身体がどれだけ負担に耐えられるか
という質問だったのだと思う。
先日MRIで30分くらい仰向けだったので、それくらい・・・とお答えした。

また、眠れなかったら睡眠剤を貰ってよく眠るようにと言われる。
我慢は不要とのことだった。

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2008-08-02

入院から手術まで~3

7月3日
朝食の途中にドクターN初登場。
「検査のために動脈から血を採る」とのことだったが、寝ていないと出来ないので
また後で来ると去っていった。

食後に待っているとドクターNがやってくる。
ドクターNは研修医らしい。多分私より5つくらい若い女性だ。
「明日私も手術に入ります。よろしくおねがいします」と言われ、何だか心強かった。

先生達はお休みで無い日は毎日顔を出してくれる。
ドクターS→夕方~消灯前 消灯前ギリギリに来る日はよっぽど忙しいんだと気の毒に思った。
ドクターC→外来が始まる前 9時~10時頃
ドクターN→朝食の最中 朝食は8時くらいなので、私には考えられないくらい早い出勤だ。
       そして、お休みはあるの?と患者の私が心配するくらい毎日顔を見ていた。


午前中に手術室の看護師さんが明日のスケジュールの説明にやってくる。
こちらも私の手術に入って下さるとのこと。
スケジュールについて絵入りで、硬膜外麻酔の手順について写真で分かり易くしたものを
手渡される。
「横になり、ひざを曲げ、できるだけ丸くなって~」今の私のお腹で出来るだろうかという心配を
「できるだけ」で良いですよと言ってくれる。

病棟の看護師さんがやってきて、爪とお臍を見せて下さいとのこと。
爪は短くしていたつもりだったが、更に短くとのこと。
お臍をお掃除して貰う。
シャワーへ行き、手術前日のため念入りに洗った。

夕方にドクターSがいらして昨日のCTで血栓は見つからなかったと教えて貰った。
何か質問は?と言われたが何も思い浮かばず。

夕食は通常通りだが、9時以降の飲食は厳禁。
9時に下剤と睡眠剤を飲んで就寝。

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2008-08-03

手術当日~1

7月4日
この日と次の日はあいまいにしか覚えていない。

病院の朝は早い。
6時半頃に体温と血圧を測りに来る。

今朝は食事を摂ってはいけない日。
その代わり、「浣腸」をしなくてはいけない。・・・人生初の浣腸。
病室でしますか?処置室でしますか?と聞かれたが当然処置室で。
出たかどうかも看護師さんに報告する。

ドクターNがやってきて利き手と逆の腕に点滴の針を刺していった。
手術までに2つ点滴をするとのこと。

12時前に両親が到着。
その頃に看護師さんから手術用のガウンに着替えるように言われる。
その際、ガウンの他に身に着けていて良いのは下着だけ。

手術にあたり、看護師さんから言われた必要なものは
「吸い飲み(またはストロー付きのコップ)」と「生理用ナプキン」
母は前開きの寝巻きやT字帯が要るのではないかと言っていたが、R病院では必要ないらしい。
前日に、前開きの術着・使い捨ての帽子・使い捨てのT字帯・妊婦用ナプキンのセットを渡された。

12:45頃、帽子を被り、T字帯とナプキンを持って歩いて手術室へ。
手術室の前で母に眼鏡を預け、ハグをした。

ドアを入ると青い部屋だった。
無機質な雰囲気だったけど、眼鏡を外してしまった私にはボンヤリとしか見えない。
病棟の看護師さんと手術室の看護師さんで申し送りがされる。

次の部屋へ案内され、座るように言われる。
目の前はガラス張りの部屋で、よくテレビで見る手術着を着た人がたくさんいた。
そこでネームバンドの確認をし、名前とどの部分の手術をするのか自分の口から
言うように言われる。

さらに次の広い部屋へ、そこでは「2番の部屋へ入って下さい」と言われる。
2番の部屋に入ると手術着の人たちが既にスタンバイしていた。
ここでもまた名前と手術部分を言う。
手術室の人たちは何だかフレンドリーな雰囲気で、
「すぐ眠くなっちゃうけど、どんな曲が好き?」と言いながら有線放送を
私の好きなジャンルへ合わせてくれた。

部屋の真ん中の台にあがり、横たわる。
そこで気づいたが、手術着の人たちの中にドクターSとドクターCもいた。
ドラマみたいに準備が済んだ後に手をあげながら入ってくるのかと思ってた。

先に硬膜外麻酔をするので横を向いて出来るだけ丸くなる。
ヒヤッとしますよ~と言われ、消毒の後針がささった。

手術前のことで私が覚えているのはここまで。
義妹のYちゃんといくつまで数えられるかと事前に賭けていたが、数えた覚えがない。

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2008-08-03

手術当日~2

7月4日
「・・・uraさん・・lauraさん」と呼ばれる。
てっきり、これから手術室へ移動しますよと言われるのかと勘違いしたが、
「手術、終わりましたよ」とのこと。
術前に誰かが「寝て起きたら終わってますよ」と言っていたが、本当だ。

「痛いですか?痛み止め使いますか?」と聞かれ一旦「大丈夫です」と答えたが
スグに「やっぱり下さい」とか言った覚えがある。なんで一旦強がっちゃったんだか。


その頃、両親はドクターSから説明を受けていたらしい。
母のノートによると、14:20。
・10.5リットルの腹水と約3kgの腫瘍を摘出。
 この大きさだと良性ということはないが、病理検査で最終診断。
 1年くらい前から育っていたと思われる。
・癒着はなく、輸血もしなかった。


2度目に起こされた時、病室にいた。
事前にもしかしたらICUに入ることになるかも・・・と言われていたのでちょっと意外だった。

「どこか痛いところありますか?」と聞かれ「のどが痛い」と言ったと思う。
麻酔と痛み止めが効き、傷は痛くなかった。
ずっと酸素を送るマスクをしていたので、のどの奥がカラカラだった。
趣味で歌をやっていることもあり、のどの痛みには敏感だった。
ドクターNがのどを診てくれたのを覚えている。

母が手を握ってくれ、弟Aやなぜか来ていた親類が次々に顔を見せてくれた。

ドクターSがきたので、無理を承知で「水が欲しい」と言ってみた。
「今飲むと腸がビックリしちゃうのでね、明日まで我慢してください。 
 でも『うがい』をしたらのども楽になると思います」
とのことだった。
「通常の大きさを摘出してもあまり違いは感じられないけど、lauraさんのは大きかったから
 感じ方も手術前と大分違うでしょう?」
と言われ、やっとお腹と胸に手を這わせてみる。
肋骨がゴツゴツと感じられる。臨月の妊婦並みだったお腹がペッタンコになっていた。
うがいをし、少し落ち着く。

母は面会時間ギリギリの8時まで居てくれたらしい。
完全看護なので、と帰されたと翌日聞かされた。

その夜は数時間毎に体温・血圧・血中酸素濃度を計測した。
血栓防止の注射と抗生剤の点滴もしたようだ。
一晩中酸素マスクをしていないといけなかったが、のどが痛くなるのが辛かった。
明け方に痛み止めを追加してもらった。
点滴か座薬か選べるのだが、点滴は眠くなるので座薬が良いでしょうとのこと。
座薬を入れてもらう。

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laura29nov

Author:laura29nov
31歳独身。妊娠出産経験なし。
ですが、「卵巣がん」であると診断されてしまいました。
今までのこと、これからのことを記録していきます!

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